官報・昭和八年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム
昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞
本殿奉告祭祝詞(昭和八年四月二十五日)
此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて称へ辞竟へ奉る、掛けまくも畏き靖国神社の大前に宮司位勲功爵氏名畏み畏みも白さく、言はまくも畏き天皇命の広き厚き大御心以ちて、今回の事変に預り仕へ奉りて身罷りにし一千六百九十八人の御霊、また明治維新の始に際りて、身罷りにし十三人の御霊をこの神社に合せ祀らしめ、万世に散らさず、あふさはず斎ひ治め給はむとして、今日の四月の二十五日の夜を以ちて招魂式を行ひ、二十六日より二日の間、臨時の大祭を仕へ奉らしめ給ふによりて、今日の夕日の降の清祓に、此の大祭に預りて事執りまかなひ、仕へ奉らむ官人・神職等を始めて、諸人等が過ち犯しけむ罪事の有らむをば、五百つ真榊のさやさやに、天つ菅曽のすがすがしく祓へ清めて、各も各も赤き清き真の心以ちて、誤つことなく、違ふことなく、大祭美しく懇に仕へ奉り、治め奉らむとする状を聞し食し、諾なひ給へと、御食・御酒、海川山野の種々の机代の物を献奉りて、畏み畏みも白す
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