Translate

2018/03/17

宮中喪中における新嘗祭祝詞

官報・昭和八年十一月十七日
内務省令第四十六号/鳩彦王妃故允子内親王殿下ノ宮中喪中ニ於ケル官国幣社新嘗祭及官幣社例祭祭式左ノ通定ム

 二 祝詞

 新嘗祭宮司祝詞

掛けまくも畏き某神社の大前に宮司位勲功爵氏名、恐み恐みも白さく、今年の新嘗祭仕へ奉らしめ給ふに依りて、皇神等の成し幸はへ給へる八束穂の秋の初穂を、御食・御酒に仕へ奉りて、山野の物は甘菜・辛菜、海川の物は鰭の広物・鰭の狭物、奥つ藻菜・辺つ藻菜に至るまでに置き足はして、天皇命のうづの大幣帛捧げ奉らくを聞し食し、うづなひ給ひて、天皇命の大御代を厳し御代の足御代と、万千秋の長五百秋に平けく安けく斎ひ奉り、幸はへ奉り給ひ、親王等・諸王等を始めて、天の下の国民に至るまで、撫で給ひ、恵み給ひ、いかし八桑枝の如く立ち栄え、仕へ奉らしめ給へと、恐み恐みも称へ辞竟へ奉らくと白す

昭和元年十二月二十八日内務省令第二号と同文。

0 件のコメント: