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2018/04/15

靖国神社臨時大祭・第二日祝詞

官報・昭和十二年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第五号/昭和十二年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

 昭和十二年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 臨時大祭第二日祝詞(四月二十七日)

此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて、称へ辞竟へ奉る掛けまくも畏き靖国神社の大前に宮司正五位勲四等賀茂百樹、斎まはり清まはりて、今回新たに斎ひ祀らしめ給ふ一千百四十八柱の神霊等の御前に、畏み畏みも白さく、現し世の人の功績の品は数多くあれども、皇国の御為に生命献げて仕へ奉る計り大じきはなく、栄誉の数は多にあれども、神と斎かれ永世に偲び尊まるる計り美はしきはあらず。汝命等は其大じき功績と美はしき栄誉とを享け得て、此の神垣に千木高く仰がれ、宮柱動きなく祀られ給ひて、昨日しも尊くも勅使差し遣はし給ひしを、今日はしも言はまくも文に畏き天皇陛下、皇后陛下い、大御車を次々進めしめ給ひて、大御親ら拝みしぬばせ給ふ。是はや文に文に尊き事の極み、文に畏き事の限りにして、古今に例少き広き厚き大御恵になも。爾是を以ちて、親王等・諸王等より始めて、各大臣等、百官の人々等諸、広庭も狭らに参集ひて、御祭仕へ奉ると、御鏡・御剣・和妙・荒妙・御食・御酒、海川山野のためつ物に、宮々家々又所々の団体より献奉れる種々の物をも横山の如く打ち積み置きて、種々の余興をも行ひ、汝命等の遺族の人々をも参詣でしめ、菅の根の懇に御祭仕へ奉る状を、平けく安けく聞し食し諾なひ坐して、今より後は皇朝廷の守護、皇国の鎮めと弥常しへに鎮り坐して、皇軍は弥健りに健り、弥張りに張り、天皇命の大御稜威は天つ日の豊栄登如す天の下四方の国にい照り耀き坐すべく、斎ひ奉り幸はへ奉り給へと、畏み畏みも白す
辞別きて、前に鎮り坐す諸の神霊等の御前に畏み畏みも白さく、今告げ奉れる事の由をも、捧げ奉れる御饌つ物をも、平けく安けく相食に聞し食し諾なひ坐して、共に永く久しく守り幸はへ給へと、畏み畏みも白す

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