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2018/04/05

二・二六事件終息奉告祭祝詞

官報・昭和十一年七月二十一日
内務省令第二十四号/昭和十一年二月二十六日ノ事件ニ付官国幣社以下神社ニ於テ行フ祭祀ノ祝詞左ノ通定ム

 祝詞

掛けまくも畏き某神社の大前に宮司[社司(社掌)]位勲功爵氏名、恐み恐みも白さく、去にし二月二十六日、帝都の内にゆくりなき事共起りて、大御心を悩ませ奉りしは恐しとも恐き極みなるを、広き厚き恩頼を蒙り奉りて、軈て穏に為りぬ。是を以ちて、大前に斎まはり清まはりて、御饌・御酒、種種の物を捧げ奉りて乞ひ祈み奉らくは、今も以往も国民諸力を協せ、心を一にし、惟神の大道を弥益益に張り起さしめ、清き明き誠の心以ちて、撓み怠ることなく、皇大朝廷に勤しみ仕へ奉らしめ給ひ、天皇命の大御代を厳し御代の足御代と、堅磐に常磐に平けく安けく守り給ひ、幸はへ給へと、恐み恐みも白す

昭和十一年七月二十二日朝鮮総督府令第六十一号の祝詞ほぼ同文。「宮司[社司(社掌)]」が「宮司(社掌)」になるのみ。
同日台湾総督府令第五十九号(官報同年九月十日付)ほぼ同文。「悩ませ奉りしは」が「悩まし奉りしは」になるのみ。

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