2017/06/24

祈年祭社司(社掌)祝詞

官報・大正三年三月二十七日
内務省令第四号/官国幣社以下神社祭式左ノ通定メ大正三年四月一日ヨリ之ヲ施行ス(第二 府県社以下神社祭式 祝詞)

祈年祭社司(社掌)祝詞

掛けまくも畏き某神社の大前に社司(社掌)位勲功爵氏名恐み恐みも白さく、今年の御年始め給ふに依りて、此の某道府県(郡市区町村)より宇豆の幣帛捧げ奉るが故に、大前に斎まはり清まはりて献奉る御食は和稲・荒稲に仕へ奉りて、御酒は甕の上高知り、甕の腹満て並べて、大野の原に生ふる物は甘菜・辛菜、青海原に住む物は、鰭の広物・鰭の狭物、奥つ藻菜・辺つ藻菜に至るまでに置き足はして、今日の生日の足日の朝日の豊栄登に称へ辞竟へ奉らくを、平けく安けく聞し食して、天の下の国民が手肱に水泡掻き垂り、向股に泥掻き寄せて取作らむ奥つ御年を始めて、草の片葉に至るまで、作りと作る物共を悪しき風・荒き水に相はせ給はず、豊にむくさかに成し幸へ給ひて、新嘗の御祭、厳しく美しく仕へ奉らしめ給へと、恐み恐みも称へ辞竟へ奉らくと白す
神饌幣帛料の供進なき神社に在りては此の某道府県以下二十四字を削る

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