官報・昭和九年一月十八日
昭和八年十一月二十三日朝鮮総督府令第百三十号/昭和八年ニ於ケル官幣大社朝鮮神宮ノ新嘗祭祭式及新嘗祭宮司祝詞左ノ通定ム
新嘗祭宮司祝詞
掛けまくも畏き朝鮮神宮の大前に宮司位勲功爵氏名恐み恐みも白さく、今年の新嘗祭仕へ奉らしめ給ふに依りて、皇神等の成し幸はへ給へる八束穂の秋の初穂を、御食・御酒に仕へ奉りて、山野の物は甘菜・辛菜、海川の物は鰭の広物・鰭の狭物、奥つ藻菜・辺つ藻菜に至るまでに置き足らはして、天皇命のうづの大幣帛捧げ奉らくを聞し食し、うづなひ給ひて、天皇命〈乃〉大御代〈乎〉厳御代〈乃〉足御代〈登〉万千秋の長五百秋〈爾〉平〈介久〉安〈介久〉斎奉〈里〉幸奉〈里〉給ひ、親王等・諸王等を始めて、天の下の国民に至るまで撫で給ひ、恵み給ひ、いかし八桑枝の如く立ち栄え、仕へ奉らしめ給へと、恐み恐みも称へ辞竟へ奉らくと白す
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