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2018/04/22

昭和13年歳旦祭辞別祝詞

官報・昭和十二年十二月二十二日
内務省令第五十七号/官国幣社以下神社ニ於テ行フ昭和十三年ノ歳旦祭ノ祝詞ハ官国幣社以下神社祭式ニ定ムルモノニ左ノ辞別ヲ加ヘタルモノトス

辞別きて白さく、曩に今度の事変の由を告げ奉りて乞ひ祈み奉れるを、大神等の守り給ひ、助け給ふ随に、大御軍は弥進みに進み、弥健びに健びて、既に彼の国の首都をさへ攻め落しぬ。然はあれども、時局は弥益益事繁く成り行くを以ちて、国民諸、思ひ誇り緩み怠ることなく、縦戦はいかに長く久しく続くとも、各も各も同じ心に務め結りて、負ひ持つ業に勤しみ仕へ奉らしめ給ひ、別きても大御軍人の上を、広く厚く守り給ひ、恵み給ひて、海に陸に寇なふ者共を、速やかに討ち罰め攘ひ退けて、惟神の大道を弥遠に弥広に張り弘めしめ給へと、恐み恐みも乞ひ祈み奉らくと白す

昭和十二年十二月二十九日朝鮮総督府令第二百十一号(官報昭和十三年二月八日付)ほぼ同文。「張弘〈米志米〉給へと」が「長弘〈米志米〉給へと」になっているのみ。

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