官報・昭和四年四月八日
内務省令第十二号/官幣大社日吉神社ニ祭神増加奉告ノ為勅使参向奉幣セシメラルルヲ以テ当日当該神社ニ於テ行フ祭祀ノ祭式及祝詞左ノ通定ム
二 祝詞
掛けまくも畏き日吉神社の大前に宮司位勲功爵氏名、恐み恐みも白さく、今回天皇命の大命以ちて、摂社に斎き祀れる大己貴大神を此の御社に祭神の列に昇せ給ひ、加へ給ひぬ。故、是を以ちて、今日の生日の足日に官位勲功爵氏名を大御使として、事の由を告げ奉らしめ給ふと、天皇命のうづの大幣帛を奉出し給ふに依りて、大前に斎まはり清まはりて献奉る大御食・大御酒、海川山野の種種の味物を平けく安けく聞し食して、天皇命の大御代を手長の大御代と、常磐に堅磐に斎ひ奉り、厳の御代と幸はへ奉り給ひ、親王・王等を始めて、天の下の国民に至るまで、長く平けく守り給ひ恵み給へと、恐み恐みも称へ辞竟へ奉らくと白す
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