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2018/03/14

靖国神社臨時大祭・直会本殿奉告祭祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 直会本殿奉告祭祝詞(四月二十八日)

此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて称へ辞竟へ奉る、掛けまくも畏き靖国神社の大前に、宮司位勲功爵氏名畏み畏みも白さく、広き厚き大御心以ちて、仕へ奉らしめ給ふ臨時の大祭を、落つることなく、漏るることなく、美はしく懇に仕へ奉り竟へつることを、嬉しみ悦び、うむがしみ、忝み奉りて、今日の生日の足日に大前に御食・御酒、種々の物を備へ奉りて、官人・神職等諸、相集ひ笑らぎ楽しみて、直会賜はらむとする状を、平けく安けく聞し食して、今も往前も皇朝廷の護り、皇国の鎮めと弥遠永に護ひ奉り、幸はへ奉り給へと、畏み畏みも白す

2018/03/13

靖国神社臨時大祭・直会祭祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 直会祭祝詞(四月二十八日)

此の所を祓ひ清めて、五百枝真榊をいづの神籬と刺し立て招請ぎ奉り坐せ奉る、掛けまくも畏き神直毘神・大直毘神等のうづの御前に、宮司位勲功爵氏名畏み畏みも白さく、皇神等の相諾なひ、相助け給ひしがゆゑに、広き厚き大御心以ちて、仕へ奉らしめ給ふ臨時の大祭事を、過つことなく、違ふことなく、すみやけく平かに仕へ奉り竟へつることを、嬉しみ奉り、忝み奉りて、今日の生日の足日に相預りし官人・神職等諸、相集ひ笑らぎ楽しみて、直会賜はらむとして、礼代の御食・御酒、海川山野の種々のためつ物を献奉らくを、平けく安けく聞し食せと、畏み畏みも御祭へ奉らくと白す

2018/03/12

靖国神社臨時大祭・臨時大祭第二日祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 臨時大祭第二日祝詞(四月二十七日)

此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて称へ辞竟へ奉る、掛けまくも畏き靖国神社の大前に、宮司位勲功爵氏名、斎まはり清まはりて、今回新たに斎ひ祀らしめ給ふ一千六百六十八柱の神霊等の御前に、畏み畏みも白さく、現世の人の功績の品は数多くあれども、皇国の御為に生命献げて仕へ奉る計り大じきはなく、栄誉の数は多にあれども、神と斎かれ、永世に偲び尊まるる計り美はしきはあらず。汝命等はその大じき功績と美はしき栄誉とを享け得て、此の神垣に千木高く仰がれ、宮柱動きなく祀られ給ひて、昨日しも尊くも勅使差し遣はし給ひしを、今日はしも、言はまくも文に畏き天皇陛下、皇后陛下い、大御車を次々進めしめ給ひて、大御親ら拝みしぬばせ給ひぬ。是はや文に文に尊き事の極み、文に文に畏きことの限りにして、古今に例少なき広き厚き大御恵になも。爾是を以ちて、親王等、諸王等より始めて、各大臣等、百官の人々等諸、広庭も狭らに参集ひて御祭仕へ奉ると、御鏡・御剣・和妙・荒妙、御食・御酒、海川山野のためつ物に、宮々、家々、また所々の団体より献奉れる種々の物をも横山のごとく打ち積み置きて、種々の余興をも行ひ、汝命等の遺族の人々をも参詣でしめ、菅の根の懇に御祭仕へ奉る状を、平けく安けく聞し食し諾なひ坐して、今より後は皇朝廷の守護、皇国の鎮めと弥常しへに鎮り坐して、皇軍は弥健りに健り、弥張りに張り、天皇命の大御稜威は天つ日の豊栄登なす天の下四方の国にい照り耀き坐すべく、斎ひ奉り幸はへ奉り給へと、畏み畏みも白す
辞別きて、前に鎮り坐す諸の神霊等の御前に畏み畏みも白さく、今告げ奉れることの由をも、捧げ奉れる御饌つ物をも、平けく安けく相食に聞し食し諾なひ坐して、共に永く久しく守り幸はへ給へと、畏み畏みも白す

2018/03/11

靖国神社臨時大祭・臨時大祭第一日祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 臨時大祭第一日祝詞(四月二十六日)

此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて称へ辞竟へ奉る、掛けまくも畏き靖国神社の大前に、宮司位勲功爵氏名、斎まはり清まはりて今回新たに斎ひ祀らせ給ふ一千六百六十八柱の神霊等の御前に畏み畏みも白さく、汝諸の命等は日本の大和心の清き明き真の心以ちて、皇朝廷の御為、皇国の為にいそはき勤め、生の緒の限りを極め尽して、終に身失せ給ひしことを、言はまくも畏かれども、天皇命の広き厚き大御心と、めぐしみ、うむがしみ坐して、芳しき御名を万代に留めて、国民の亀鑑と此の神社に合せ斎ひ祀らしめ賜ふとして、官位勲功爵氏名を祭典委員長として、諸事を儲け備へしめ、今日より始めて二日の間臨時の大祭仕へ奉らしめ給ひ、掌典位勲功爵氏名を勅使として、うづの大幣帛献奉らしめ給ふがゆゑに、神宝と御鏡・御剣・御衣と、和妙・荒妙、御饌と海川山野の種々のためつ物を献奉り置きて、陸海軍両省の大臣等を始めて、皇軍等諸の官人等参集ひて、朝日の豊栄登に御祭仕へ奉らくを、平けく安けく聞し食して、現つ御神と天の下知ろし食す天皇命の広き厚き大御旨を忝み奉り畏み奉りて、天つ日嗣の大御隆は天地の共窮りなく、皇が大御稜威は日月と共に照り輝き、皇軍人は赤き清き心以ちて、武く雄々しく仕へ奉りて、四方の海浪風起きず、浦安国と動くことなく、変はることなく、護ひ奉り幸はへ奉り給へと、畏み畏みも白す
辞別きて、前に鎮り坐す諸の神霊の御前に畏み畏みも白さく、今告げ奉れることの由をも、捧げ奉れる御饌つ物をも、平けく安けく相食に聞し食し諾なひ坐して、共に永く久しく、守り幸はへ給へと、畏み畏みも白す

2018/03/10

靖国神社臨時大祭・招魂式第四祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 招魂式第四祝詞(四月二十五日)

掛けまくも畏き靖国神社に今新たに合せ祀り、鎮め奉る諸の神霊等の御前に、斎まはり清まはりて宮司位勲功爵氏名、奇斎言以ちて斎ひ鎮め奉らくと白す。汝命等の奇しき神霊をば、今日より始めて大御世安国の神と此の神殿に合せ斎ひて、万世に祭祀絶やさず仕へ奉らしめ給ふ天皇命の広き厚き大命の旨を、忝み畏み嬉み諾なひ坐して、天地の依合の極み、日月と共に堅磐に常磐に安く平穏に鎮り坐して、前に斎ひ祀らせ給ふ諸の神霊等と共に同じ床に坐して、今より以後は荒び疎び給ふことなく、安く平穏に皇朝廷の近き守護神と鎮り坐して、千代と永く八千代と遠く、斎ひ祀られ給ひ、後の世の人の亀鑑と仰ぎ偲ばれ給へと、豊御食・豊御酒を始め、海川山野のためつ物を百取の机代に置き足らはして、捧げ奉らくを、御心も明らかに平らかに聞し食せと、謹み敬ひも斎ひ鎮め奉らくと白す
辞別きて、前に鎮り坐す諸の神霊等の御前に畏み畏みも白さく、今告げ奉れることの由をも、捧げ奉れる御饌つ物をも、平けく安けく相食に聞し食し諾なひ坐して、共に永く久しく守り幸はへ給へと、畏み畏みも白す

2018/03/09

靖国神社臨時大祭・招魂式第三祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 招魂式第三祝詞(四月二十五日)

此の招魂の斎庭に招請ぎ奉り坐せ奉る、諸の御霊等の御前に、靖国神社宮司位勲功爵氏名、木綿手繦取り懸けて、謹み敬ひて告げ白さく、掛けまくも畏き天皇命の大命のまにまに、靖国神社に合せ斎ひ祀らむとして、今し此の斎庭に招魂の式厳しく仕へ奉り、奇しき御霊をいづの霊代に坐せ奉り、安め奉りぬるを以ちて、参集へる官人等を始めて神職等諸、御羽車の前後整へ、行列美しく御供仕へて、神殿の内床に深く遷し奉り、鎮め奉らむとす。爾此のことの状を聞し食し、諾なひ坐して、安く平穏に遷り出で坐せと、謹み敬ひて告げ奉らくと白す

2018/03/08

靖国神社臨時大祭・招魂式第二祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 招魂式第二祝詞(四月二十五日)

掛けまくも畏き靖国神社の大前に宮司位勲功爵氏名、畏み畏みも白さく、先刻に告げ奉りし、皇国の為に赤き清き真の心の限りを尽して身罷りにし、いそしき人々等の奇しき御霊を式のまにまに斎庭に霊代を置きて、魂招ぎ招ぎ鎮め、招ぎ治めつるを以ちて、今し神殿の内床に遷し奉り、鎮め奉らむとする事の状を聞し食せと、畏み畏みも白す

2018/03/07

靖国神社臨時大祭・招魂式第一祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 招魂式第一祝詞(昭和八年四月二十五日)

此の斎庭に注連縄曳き延へ、五百枝真賢木をいづの太玉串と刺し立て、御鏡・御剣・曲玉に五色絹取り垂で、庭燎焼き上げ、御琴掻き鳴らし、陸海軍両省の官人等参出で、神職諸持ち斎まはり、持ち清まはりて、霊代を坐せて招請ぎ奉り坐せ奉る、陸軍歩兵中佐従五位勲五等上村長良命を始めて一千九人の御霊、海軍三等機関兵曹渡部一雄命を始めて三人の御霊、陸軍大将正二位勲一等功二級武藤信義命を始めて五百五十九人の御霊、海軍機関中佐従五位勲五等脇太良命を始めて八十六人の御霊、外務省警部補高山岩蔵命を始めて五人の御霊、関東庁巡査東中道喜左衛門命を始めて二人の御霊、南満洲鉄道株式会社事務員柳田佐市命を始めて四人の御霊の御前に、靖国神社宮司位勲功爵氏名、謹み敬ひて白さく、偉きかもいそしきかも、汝諸の命等は言は巻くも畏き天皇命の大命を頂き持ち畏みて、飛騨工打つ墨縄の唯一筋に、赤き清き真の心を極め尽して、生の緒の続く限り、朝廷の御為、皇国の為と、いそはき務めて生命献げ奉りし功しき人々等に坐せば、広き厚き大御心と其の功績を賞め給ひ、労しみ給ひ、痛み給ひて随分進め給ひ、挙げ給ひ、遺族等をも慈み給ひ、憐み給ひながら、猶飽かず思行して、掛けまくも畏き明治天皇の惟神も事起し始め給ひし例のまにまに、其の御霊をば万世に祭祀絶やさず、靖国神社に合せ祀らしめ給ふとして、八十日日はあれども今日の生日の足日の吉時に、厳しき神事以ちて、此の斎庭に招魂の式仕へ奉らしめ給ふことを、汝諸の命の御霊等、詳らに相諾なひ、畏み奉り、尊み奉り、忝み奉り、嬉しみ奉りて、悉に天翔り来寄り集ひ、国翔り来寄り集ひ坐して、今日より後は此の霊代に堅磐に常磐に奇しき御霊を留め給ひ、託き給へと、礼代の御饌つ物を机代もたわわに置き足らはし、捧げ奉りて、謹しみ敬ひも招ぎ斎ひ坐せ奉らくと白す

2018/03/06

靖国神社臨時大祭・本殿奉告祭祝詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 本殿奉告祭祝詞(四月二十五日)

此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて称へ辞竟へ奉る掛けまくも畏き靖国神社の大前に、宮司位勲功爵氏名、畏み畏みも白さく、言はまくも畏き天皇命の広き厚き大御心以ちて、今回の事変に預り仕へ奉りて身罷りにし一千六百六十八人の御霊を此の神社に合せ祀らしめ、万世にはふらさず、あふさはず斎ひ治め給らむとして、今日の四月の二十五日の夜を以ちて招魂式を行ひ、二十六日より二日の間、臨時の大祭を仕へ奉らしめ給ふに依りて、今日の夕日の降の清祓に此の大祭に預りて事執り、まかなひ仕へ奉らむ官人、神職等を始めて、諸人等が過ち犯しけむ罪事のあらむをば五百つ真榊のさやさやに、天つ菅曽のすがすがしく祓へ清めて、各も各も赤き清き真の心以ちて、誤つことなく、違ふことなく大祭美しく懇に仕へ奉り、治め奉らむとする状を、聞し食し諾なひ給へと、御食・御酒、海川山野の種々の机代の物を献奉りて畏み畏みも白す

2018/03/05

靖国神社臨時大祭・清祓詞

官報・昭和九年四月十九日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和九年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 清祓詞(四月二十五日)

此の靖国神社の大前に臨時の大祭を仕へ奉らしめ給ふに依りて、官人・神職を始めて、預り仕へ奉る人々諸、侍集りて、天つ祝詞の太祝詞事以ちて、今日の夕日の降の清祓に祓ひ清むることの状を、祓戸神等、天つ神・国つ神等、平けく安けく聞し食し諾なひ給へと、畏み畏みも申す

2018/03/04

朝鮮神宮新嘗祭宮司祝詞

官報・昭和九年一月十八日
昭和八年十一月二十三日朝鮮総督府令第百三十号/昭和八年ニ於ケル官幣大社朝鮮神宮ノ新嘗祭祭式及新嘗祭宮司祝詞左ノ通定ム

 新嘗祭宮司祝詞

掛けまくも畏き朝鮮神宮の大前に宮司位勲功爵氏名恐み恐みも白さく、今年の新嘗祭仕へ奉らしめ給ふに依りて、皇神等の成し幸はへ給へる八束穂の秋の初穂を、御食・御酒に仕へ奉りて、山野の物は甘菜・辛菜、海川の物は鰭の広物・鰭の狭物、奥つ藻菜・辺つ藻菜に至るまでに置き足らはして、天皇命のうづの大幣帛捧げ奉らくを聞し食し、うづなひ給ひて、天皇命〈乃〉大御代〈乎〉厳御代〈乃〉足御代〈登〉万千秋の長五百秋〈爾〉平〈介久〉安〈介久〉斎奉〈里〉幸奉〈里〉給ひ、親王等・諸王等を始めて、天の下の国民に至るまで撫で給ひ、恵み給ひ、いかし八桑枝の如く立ち栄え、仕へ奉らしめ給へと、恐み恐みも称へ辞竟へ奉らくと白す

2018/03/03

佐嘉神社列各奉告祭祝詞

官報・昭和八年十月十日
内務省令第三十三号/別格官幣社佐嘉神社ニ列各奉告ノ為昭和八年十月十二日勅使参向奉幣セセメラルルヲ以テ其ノ当日当該神社ニ於テ行フ祭式及祝詞左ノ通定ム

 二 祝詞

掛けまくも畏き佐嘉神社の大前に宮司位勲功爵氏名恐み恐みも白さく、今回天皇命の大命以ちて、御社の格を別格官幣社に進め給ひ、昇せ給ひぬ。是を以ちて、今日の生日の足日に官位勲功爵氏名を大御使として、事の由告げ奉らしめ給ふと、天皇命のうづの大幣帛を奉出し給ふに依りて、大前に斎まはり清まはりて献奉る大御食・大御酒、海川山野の種種の味物を平けく安けく聞し食して、天皇命の大御代を手長の大御代と、常磐に堅磐に斎ひ奉り、厳しの御代と幸はへ奉り給ひ、親王等、王等を始めて、天の下の国民に至るまで、長く平けく守り給ひ恵み給へと、恐み恐みも称へ辞竟へ奉らくと白す

2018/03/02

靖国神社臨時大祭・直会詞

官報・昭和八年四月二十一日

陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 直会詞(昭和八年四月二十八日)

大祭美しく仕へ奉りてし直会の酒幣賜はることを、各も各も受け賜はり、うまらに聞し食して、ゑらゑらに祝がひ給へと宣る

2018/03/01

靖国神社臨時大祭・直会本殿奉告祭祝詞

官報・昭和八年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 直会本殿奉告祭祝詞(昭和八年四月二十八日)

此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて称へ辞竟へ奉る、掛けまくも畏き靖国神社の大前に宮司位勲功爵氏名、畏み畏みも白さく、広き厚き大御心以ちて、仕へ奉らしめ給ふ臨時の大祭を、落つることなく、漏るることなく、美しく懇に仕へ奉り竟へつることを嬉しみ悦び、うむがしみ忝み奉りて、今日の生日の足の朝日の豊栄登に、大前に御食・御酒、種々の物を備へ奉りて、官人、神職等諸相集ひ、笑らぎ楽しみて、直会賜はらむとする状を平けく安けく聞し食して、今も往前も皇朝廷の護り、皇国の鎮めと弥遠永に護ひ奉り、幸はへ奉り給へと、畏み畏みも白す

2018/02/28

靖国神社臨時大祭・直会祭祝詞

官報・昭和八年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 直会祭祝詞(昭和八年四月二十八日)

此の所を祓ひ清めて、五百枝真榊をいづの神籬と刺し立て、招請ぎ奉り坐せ奉る、掛けまくも畏き神直毘神・大直毘神等のうづの御前に宮司位勲功爵氏名、畏み畏みも白さく、皇神等の相諾なひ、相助け給ひしがゆゑに、広き厚き大御心以ちて仕へ奉らしめ給ふ臨時の大祭事を、過つことなく、違ふことなく、すみやけく平かに仕へ奉り竟へつることを嬉しみ奉り、忝み奉りて、今日の生日の足日の朝日の豊栄登に、相預りし官人・神職等諸、相集ひ笑らぎ楽しみて、直会賜はらむとして、礼代の御食・御酒、海川山野の種々のためつ物を献奉らくを、平けく安けく聞し食せと、畏み畏みも御祭仕へ奉らくと白す

2018/02/27

靖国神社臨時大祭・第二日祝詞

官報・昭和八年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

臨時大祭第二日祝詞(昭和八年四月二十七日)

此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて称へ辞竟へ奉る、掛けまくも畏き靖国神社の大前に宮司位勲功爵氏名、斎まはり清まはりて、今回新たに斎ひ祀らしめ給ふ一千七百十一柱の神霊等の御前に畏み畏みも白さく、現世の人の功績の品は数多くあれども、皇国の御為に生命献げて仕へ奉るばかり大じきはなく、栄誉の数は多にあれども神と斎かれ永き世に偲び尊まるる計り美はしきはあらず
汝命等はその大じき功績と美はしき栄誉とを享け得て、此の神垣に千木高く仰がれ、宮柱動きなく祀られ給ひて、昨日しも尊くも勅使差し遣はし給ひしを、今日はしも言はまくも文に畏き天皇陛下・皇后陛下い、大御車を次々進めしめ給ひて、大御親ら拝み、しぬばせ給ひぬ。是はや、文に文に尊きことの極み、文に文に畏きことの限りにして、古今に例少なき広き厚き大御恵になも。爾是を以ちて、親王等・諸王等より始めて、各大臣等、百官の人々等諸、広庭も狭らに参集ひて御祭仕へ奉ると、御鏡・御剣・和妙・荒妙、御食・御酒、海川山野のためつ物に宮々、家々、また所々の団体より献奉れる種々の物をも、横山のごとく打ち積み置きて、種々の余興をも行ひ、汝命等の遺族の人々をも参詣でしめ、菅の根の懇に御祭仕へ奉る状を、平けく安けく聞し食し、諾なひ坐して、今より後は皇朝廷の守護、皇国の鎮めと、弥常しへに鎮り坐して、皇軍は弥健りに健り、弥張りに張り、天皇命の大御稜威は天つ日の豊栄登如す天の下四方の国にい照り耀き坐すべく、斎ひ奉り、幸はへ奉り給へと、畏み畏みも白す
辞別きて、前に鎮り坐す諸の神霊等の御前に畏み畏みも白さく、今告げ奉れることの由をも、捧げ奉れる御饌つ物をも、平けく安けく相供に聞し食し、諾なひ給ひて、共に永く久しく守り幸はへ給へと、畏み畏みも白す

2018/02/26

靖国神社臨時大祭・第一日祝詞

官報・昭和八年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

臨時大祭第一日祝詞(昭和八年四月二十六日)

此の所の底つ岩根に宮柱太敷き立て、高天原に千木高知りて称へ辞竟へ奉る、掛けまくも畏き靖国神社の大前に宮司位勲功爵氏名、斎まはり清まはりて、今回新たに斎ひ祀らせ給ふ一千七百十一柱の神霊等の御前に畏み畏みも白さく、汝諸の命等は日本の大和心の清き明き真の心以ちて、皇朝廷の御為、皇国の為にいそはき勤め、生の緒の限を極め尽して、終に身失せ給ひしことを、言はまくも畏かれども、天皇命の広き厚き大御心と、めぐし、うむがしみ坐して、芳しき御名を万代に留めて、国民の亀鑑と此の神社に合せ斎ひ祀らしめ賜ふとして、官位勲功爵氏名を祭典委員長として、諸事を儲け備へしめ、今日より始めて二日の間、臨時の大祭仕へ奉らしめ給ひ、掌典位勲功爵氏名を勅使として、うづの大幣帛献奉らしめ給ふがゆゑに神宝と御鏡・御剣・御衣と、和妙・荒妙、御饌と海川山野の種々のためつ物を献奉り置きて、陸海軍両省の大臣等を始めて、皇軍人等諸の官人等諸、参集ひて、朝日の豊栄登に御祭仕へ奉らくを平けく安けく聞し食して、現つ御神と天の下知ろし食す天皇命の広き厚き大御旨を忝み奉り、畏み奉りて、天つ日嗣の大御隆は天地の共、窮りなく、皇が大御稜威は日月と共に照り輝き、皇軍人は赤き清き心以ちて、武く雄々しく仕へ奉りて、四方の海、浪風起きず、浦安国と動くことなく、変はることなく、護ひ奉り幸はへ奉り給へと、畏み畏みも白す
辞別きて、前に鎮め坐す諸の神霊の御前に畏み畏みも白さく、今告げ奉れることの由をも、捧げ奉れる御饌つ物をも、平けく安けく相供に聞し食し、諾なひ給ひて、共に永く久しく守り幸はへ給へと、畏み畏みも白す

2018/02/25

靖国神社臨時大祭・招魂式第四祝詞

官報・昭和八年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 招魂式第四祝詞(昭和八年四月二十五日)

掛けまくも畏き靖国神社に今新たに合せ祀り、鎮め奉る諸の神霊等の御前に、斎まはり清まはりて宮司位勲功爵氏名、奇斎言以ちて斎ひ鎮め奉らくと白す。汝命等の奇しき神霊をば今日より始めて、大御世安国の神と此の神殿に合せ斎ひて、万世に祭祀絶えず仕へ奉らしめ給ふ天皇命の広き厚き大命の旨を、忝み畏み嬉しみ諾なひ坐して、天地の依合の極み、日月と共に、堅磐に安く平穏に鎮り坐して、前に斎ひ祀らせ給ふ諸の神霊等と共に、同じ床に坐して、今より以後は荒び疎び給ふことなく、安く平穏に皇朝廷の近き守護神と鎮り坐して、千代と永く、八千代と遠く斎ひ祀られ給ひ、後の世の人の亀鑑と仰ぎ偲ばれ給へと、豊御食・豊御酒を始め、海川山野のためつ物を百取の机代に置き足らはして捧げ奉らくと、御心も明らかに平らに聞し食せと、謹しみ敬ひも斎ひ鎮め奉らくと白す
辞別きて、前に鎮り坐す諸の神霊等の御前に畏み畏みも白さく、今告げ奉れることの由をも捧げ奉れる御饌つ物をも、平けく安けく相供に聞し食し諾なひ給ひて、共に永く久しく守り幸はへ給へと、畏み畏みも白す

2018/02/24

靖国神社臨時大祭・招魂式第三祝詞

官報・昭和八年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

招魂式第三祝詞(昭和八年四月二十五日)

此の招魂の斎庭に招請ぎ奉り坐せ奉る諸の御霊等の御前に靖国神社宮司位勲功爵氏名、木綿手繦取り懸けて謹しみ敬ひて告げ白さく、掛けまくも畏き天皇命の大命のまにまに、靖国神社に合せ斎ひ祀らむとして、今し此の斎庭に招魂の式厳しく仕へ奉り、奇しき御霊をいづの霊代に坐せ奉り、安め奉りぬるを以ちて、参集へる官人等を始めて神職等諸、御羽車の前後整へ、行列美しく御供仕へて、神殿の内床に深く遷し奉り、鎮め奉らむとす。爾此のことの状を聞し食し諾なひ坐して、安く平穏に遷り出で坐せと、謹しみ敬ひて告げ奉らくと白す

2018/02/23

靖国神社臨時大祭・招魂式第二祝詞

官報・昭和八年四月二十一日
陸軍省海軍省告示第四号/昭和八年四月靖国神社臨時大祭祭式次第並列祝詞左ノ通定ム

昭和八年四月靖国神社臨時大祭祝詞

 招魂式第二祝詞(昭和八年四月二十五日)

掛けまくも畏き靖国神社の大前宮司位勲功爵氏名畏み畏みも白さく、先刻に告げ奉りし皇国の為に赤き清き真の心の限を尽して身罷りにし、いそしき人々等の奇しき御霊を式のまにまに、斎庭に霊代を置きて、魂招ぎに招ぎ鎮め、招ぎ治めつるを以ちて、今し神殿の内床に遷し奉り、鎮め奉らむとすることの状を聞し食せと、畏み畏みも白す