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2019/06/03

5月をふりかえる

 令和と元号が改まってから一か月が過ぎました。実はこのブログ、過去の記事をさかのぼっていただくと分かりますが、長期間更新しなかったのを、ご改元を機に再開したものです(とある神社の宮司さんが再開しなさいと仰ったことも大きいです)。

 継続は力なりと申しますが、その力を出すのが大変です。継続する上で、いちばん励みになるのが皆さんの反応で、アクセス数が多くなるとやはり嬉しい。再開したばかりでまだアクセス数は少ないですが、このブログにも記事の閲覧数が表示される機能がついています。それをたまに見つつ、記事作成の参考にしております。

 そして今日は、先月どんな記事を書いたかをご紹介しつつ、振り返ってみたいと思います。アクセス数は5月中のものです。

 まず今月1日のご改元を奉祝すべく、当神社では絵入り御朱印の頒布を初めました。その図案を5月1日付記事でお知らせし、5月10日付記事では来月の図案の候補について書きました。境内に生息するいきものを図案にする、月替わりのものは、その時候に境内で見られるいきものを図案にする方向で今後も参りたいと考えております。総アクセス数は122。

 斎田点定の儀が5月13日に行われ、大嘗祭で献じられる米などをつくる国郡を亀卜で占い、決められました。当ブログでは翌日より三日間にわたり、明治期の祝詞(5月14日)、江戸時代の唱え詞や祭文(5月15日)、ネット上で閲覧できる史料(5月16日)などをご紹介しました。これら三つの記事の総アクセス数は138でした。

 本年10月には即位礼が、11月には大嘗祭が行われます。そこで神社本庁から今月上旬、祝詞の例文が送られてきました。ひとつは「践祚と改元を奉祝する祭祀を行うときはこの例文を参考につくってね」というもので、これは5月11日付記事でご紹介し、問題点を指摘しました。アクセス数は45。それともうひとつ「これから行われるいずれかの祭典で、その祭典の祝詞に添えて奏上してね」という例文(辞別祝詞)があり、これを5月12日付記事において、問題点をいくつか指摘しました。アクセス数は61。

 上記のような次第で、われわれ神職が、各種祭典の祝詞中で即位礼や大嘗祭について申し上げる機会が必ず出て参ります。そう機会があるわけではないですから、作文に悩む方もいらっしゃるだろうと考え、5月18日付記事(アクセス数48)で、ネット上で閲覧できる昭和の御代替わりの際の祝詞を、ご紹介しました。これだけでは能がないので、5月19日付記事(アクセス数59)で、祭祀の目的を示す部分と、祈願の部分の語句を抽出して、系統分けしてみました。

 祝詞の中で欠かせないのが敬語。天皇と神様へは尊敬語を用いますが、尊敬語を重ねて最高敬語とするのはどうなのか、特に「~(さ)せ給ふ」をつかうことはどうなのか、そのことについて書いたのが5月17日付記事です。天皇と神様、どちらかに最高敬語を用いると当然、上下関係の意識が反映されてしまいます。アクセス数は107。

 今秋斎行される大嘗祭は、皆さんにとってもそうかもしれませんが、神職にとっては重大な関心事です。そこで私も5月20日付記事で折口信夫先生の論文の内容をご紹介しました。アクセス数は82。

  38℃という5月の史上最高気温を記録した日に、当神社境内でひらかれたミニ盆栽講習会について書いたのが5月26日付記事。この講習会では北見市に所在する凡才会によって企画、実施され、アットホームな感じで、初心者でもはいってきやすかったのではないかと思います。どんな会なのか興味をもたれた方は、どうぞ記事をごらんください。アクセス数は46。

 このようにアクセス数が非常に少ないので、気になる記事がありましたら、リンクをたどってご覧いただけるとありがたいです。

 そのようなわけで今月もよろしくお願い申し上げます!

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